大人のやり直し英語に必要なこと

先日は、こちらの記事で「中学英語でほとんど会話に困らないレベルになる」って話をしました。

でも実際には、中学の教科書だけを勉強すればいいってわけではないですよね。

中学を卒業しても、高校を卒業しても、ちっとも英語を話せるようにならなかったし、
教科書に出てくる主人公たちのように、これだけで海外にどんどん行っちゃうような勇気はありません。

では、大人の英語には何が必要なんでしょう?
ちょっと考えてみました。

高校で新しく習う英文法ってなに?

中学でほとんど日常会話に困らない英文法を勉強するのなら、高校では何を学ぶんでしょう?

高校は義務教育ではないので、実は共通で決められた学習指導要領のようなものは存在しないようです。

それでもおおむね、どの学校でもやるのが、
中学までに学習した基礎を使って英語でコミュニケーションをとれるようにするってことと、
あとは、読解力を増すとかな感じ。
ボキャブラリー増やすとか。

文法的に新しく登場するのは、過去完了、仮定法、関係副詞とかですね。
あとは受験英語の長文読解のための構文とかかな?

大人のやり直し英語に必要なことは?

今から大学受験するわけじゃないので、受験英語はいらないですよね。

そもそもなんで50歳過ぎても英語を学んでるのかっていうと、旅行や日常の場面で、
英語圏の人と楽しくコミュニケーション取りたいからであって、高度な構文とかいらないわけです。

分詞構文なんか日常会話にはあんまり出てこないっていうし。
でも、小説を原書で読みたいなら必要かな。

ってなわけで、文法レベルで言えば中学英語で十分ってことになるんですよね。

あとは大人同士の会話の話題にふさわしい教養レベルの語彙と習熟が必要かなーと思います。

そういった意味では、アカデミックな英文が学べる「英検」とか「TOEFL」用の教材を使うのがいいんですよね。
英語「を」学ぶのではなく、英語「で」教養を身につける感じです。

ビジネス英語なら「TOEIC」の方がいいかもしれないけど。

と、ここまで書いたら、
ニュースでセンター試験廃止後の大学受験についての話題が流れてきました。

大学入試科目に英語がなくなる?

平成33年から変更になるという大学受験の共通試験。
英語の試験はどうなるのかなーと思ってニュースを聞いていると、なんと、入試の受験科目からなくなるんですって!

どういうことかというと、試験科目にはならないけど、民間の資格、「英検」や「TOEFL」を活用するというではありませんか。

へえ~。びっくり。
ま、合理的ですよね。
ただ、複数の民間の資格を使うみたいなので、どれをどう使うかは議論を呼びそうですが。

TOEFLが使えるなら、日本の大学だけじゃなく留学にも使えるので、一石二鳥ですね。

ともあれ受験英語がなくなるってことは、学校でも本来のコミュニケーションの道具としての英語を教えてくれるようになるのかな?

来年大学受験をする予定のわが娘は、「え~、その方が絶対いいと思う!でも来年はまだセンターあるんだよね。なんか損した気分」とぼやいてましたが、
ま、わたしたちの孫世代くらいには、ずいぶん変わっていることを願うばかりです。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る