50の言語を操る男、アレクサンダー・アーゲルズ教授おすすめの外国語習得方法とは?

前回の記事では、50の言語をマスターした、アレクサンダー・アーゲルズ教授のことを紹介しました。

50の言語を話せる男は、天才か?

英語ひとつ満足にできないわたしにとっては、50もの言語をマスターした人の存在は、驚異であると同時に、希望でもあります。なぜかというと、教授は語学を習得するのは才能ではないといっているからです。

今回は続編として、アーゲルズ教授が勧めている外国語学習方法についてご紹介します。

アーゲルズ教授の外国語習得テクニック2つ

アーゲルズ教授は決して天才だったわけではなく、自ら効果的な外国語学習の技を編み出して実践したことで、50もの言語を習得しています。ここで紹介するのは、教授が実際に生徒たちに教えるなかで、研究を重ね、テクニックとして確立した方法です。

テクニック1:歩きながらシャドーイング

「シャドーイング」というのは、耳から聞こえてくる音を即座に復昌する学習方法です。英語学習でも、「英語耳」鍛える方法としておなじみの方法ですが、教授のやり方はちょっと違います。なんと、外に出て歩きながらやるというのです。やり方をかんたんに説明しますね。

1. できる限りすばやく屋外で歩くこと

2. 背筋を伸ばし、姿勢をキープすること

3. 大きくクリアな声で、はっきりと発音すること

教授が学生たちにシャドーイングさせると、座って行ったり、声を出さなかったりしがちなのですが、明らかに上記の手順を守るほうが、効果が高いそうです。さらに、より良い効果を生むには、音声はイヤホンではなくヘッドホンで聞くこと、1セッションは15分程度がいいようです。

教材は、音声だけでなく、テキストがあるものがいいですね。はじめはテキストを見ずに音声のみではじめます。ある程度できるようになったら、テキストを見て英文や意味を確認しましょう。テキストは、左ページに英文、右ページに訳文となっているものを使うのが、教授のおすすめです。

テクニック2:スクリプトリウム(写字法)

ちょっと聞きなれない学習法ですね。これは、文章を書き写すテクニックです。これも、やり方にコツがあります。

1. 声に出して文章を読む

2. 単語を一つ一つ読み上げながら、文章を書いていく

3. 自分が書き終えた文章を読みあげる

ここで大切なのは、細部に注意を払うことだそうです。単なる「書き取り」だと、声も出さず急いで黙々と書くイメージがありますよね? ひたすら大量に書くことも、悪くはないのですが、アーゲルズ教授の方法は、中級から上級レベルの学習者でも、知識を深める優れた手段だということです。

 

いかがでしたか?何か国語も習得した教授が編み出したテクニック、試してみる価値はありそうですね。

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