成人した娘とのお出かけは気楽でたのしい!

娘と久々にデートしました。
娘、といっても、もう成人しているので、
女同士の気楽なプチトリップです。
行先はとある地方の小さな水族館。
前から行きたいと思っていたのですが、
ちょっと前まで改装中で行けなかったんです。
それが、2月にリニューアルオープンしたと知り、
行ってみました!

小さな水族館

そこは小さな水族館で、
特にすごく珍しいとか有名なものがいるわけではないんだけど、飼育員さんの目線が面白いんです。

たとえばクラゲの水槽には「ちっとも癒されません」とか書いてあって、
「?」と思って読んでみると、クラゲは飼育が大変らしく、
飼育員さんはクラゲを見ると癒されるどころか憂鬱になるみたいなことが書いてあるんです。

他にも展示の説明のところに「○○の仲間だと思いますが名前はわかりません」とか書いてあるんですよ!
展示しているのに「わかりません」て!

あと、普通、展示の説明って学名とか原産地とか生態とかがまじめに書いてあるじゃないですか?
この水族館では、もちろんそれも書いてあるんだけど、
そのほかに、担当飼育員がその魚になりきって「○○の履歴書」って感じで、好きな食べ物とか特技とかを手書きで書いてあるわけです。

それがすごく正直で飾らない感じで書いてあて笑えます。

ウツボがツボにぎゅーぎゅーに入ってるところとか、
いろんなメダカがいたり……
う~ん、書いてても地味だなー。

それと、楽しかったのがふれあいプール!

フツー、ふれあいプールといえば、ヒトデとかじゃないですか?
それが、3mもあるドでかいタカアシガニや、グソクムシやサメにさわれるんですよ!

サメはやっぱりサメ肌でした。

タカアシガニは甲羅をなでるだけなので、魚屋さんで売ってるズワイガニの甲羅とそれほど触り心地は違いません。硬かった。
大きさはもちろん全然違うけど。

グソクムシは、大きなワラジムシみたいでした。
水中でそっと持ち上げるとケレケレしてかわいかったです。
あ、これはダイオウグソクムシじゃなくて、フツーのグソクムシです。

そんな感じで、リニューアルしたばかりだというのに、ちょっとレトロな雰囲気の漂う水族館を堪能しました。

昭和の忘れ物みたいなトンデモテーマパーク

で、ここからが、予定外で、
まだ時間があったので、帰りに近くの小さなテーマパーク?みたいなところに寄ろうってことになったんです。

なんでかっていうと、
水族館に行く途中に「ファンタジー館」という看板を見つけて、なんかすごく怪しい感じで気になっていたんです。
で、ググってみたら、なんと「貝と化石・鉱物のテーマパーク」って書いてあるじゃありませんか!

うちの娘は、鉱物が大好物!
当然、「行きたい!」というので、水族館の帰りに寄ってみることにしたんです。

そうしたら、スゴイのなんの。
何がすごいかっていうと、
完全にタイムトリップというか、
置き去りにされた昭和がそこにありました。

ハッキリ言ってホラーです。存在が。

中に入ると、
おびただしい量の貝殻で、いろんなオブジェがつくられています。
そう、蝋人形の館のような不気味さを思い浮かべてもらえばいいでしょう。

入り口付近と中の何か所かで短いアニメを上映していて、
一応冒険もののストーリーになっているようです。

わたしたち以外にお客はなく、閑散とした薄暗い空間響くアニメの甲高い声は、それだけでシュールな感じでした。

わたしたちはアニメは見ないで、ひたすら歩いていきました。

ほら貝やシャコガイのような大きな貝からマッチ棒の頭くらいの小さな貝まで、あらゆる貝を使って、人魚姫やビーナス、ドラゴンや竜宮城など、
これでもかというぐらいに、貝・貝・貝づくしです。

それらが怪しい色のライトに照らされたり、毒々しく着色されていたりして、もう元々が何色の貝かなんてわかりません。

どうアクションしていいのかわからない状態が続きます。

貝のテーマパークは貝塚だったのか

とにかく、壁も足元もオブジェもすべてが貝がらなのです。
特に、小さな貝をびっしりとはりつけて作られているオブジェは
ハスコラばりの不気味さで、集合体恐怖症の人が見たら卒倒するレベルです。

一体、誰が、何のために、どれほどの時間を費やしてこれらの作品をつくったのか。
全くもってナゾです。

後で思ったことは、
あのおびただしい貝殻は貝塚だなー、と。
うちの近所の博物館に貝塚が展示されているんですが、その様子をなんとなく思い出しました。

博物館て、その中に入ると時間がさかのぼってて、タイムトリップした感じになるでしょ?
ちょうどそんな感じです。

名前の分からないものを展示する街

娘のお目当ての鉱物は、出口付近に展示室があって、ちょっとだけ展示されていました。

方解石や水晶やアンモナイトの化石など、
それなりに美しい展示でしたが、
なんとその中に
「この石の名前を知っていたら教えてください」と書かれた石が展示されているではありませんか!
なんか、水族館の「名前はわかりません」の展示といい、この「教えてください」といい、この街の人って、正直なんですかね?
なんか不思議な感じでした。

ともかく、このファンタジー館があまりにもインパクトが強くて、水族館の印象がすっかり薄れてしまいました。

あの強烈な不気味体験は、夢に見るレベルです。
早いとこ次の楽しい体験で上書きしないと。

それにしても、
成人した娘とのお出かけは、女友達より気を使わないし、ホントにラク。
ドライブしながら行ったのですが、
車の中でもずーっとおしゃべりしてて、
すごく楽しかった!
女の子を生んどいてよかったなーとしみじみと思います。
他にもいろいろと行きたいところがあるので、
これからもこうして思い出として記録しておこうっと。

さて、次はどこに行こうかな?

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