「村上式英語学習法」英語やり直し組のためのやり方

わたしが取り組んでいる「村上式」の英語学習法ってけっきょくどういう方法?っていうのをちょっと具体的に書いてみようと思います。

村上式は、もともとはビジネスマンのための、「使える英語を身につける」方法です。

わたしたちにはビジネスマンのような英語は必要ないけど、「使える英語」は身につけたいですよね。しかも、50代ともなると、あれこれ寄り道している時間はありません。

なるべく効率よく学習を進めるにはどうしたらいいのか、一緒に見ていきましょう。

英語が得意じゃない人のやり直し方

目的を持って学ぶ

あなたは英語を何のために勉強していますか?

若い方なら、論文を読むとか、就職に有利とか、ビジネスに役立てるとか、海外赴任とか、もう本当にバリバリと役立てるために学ぶことが多いでしょうね。

一方わたしたちのような、特に仕事で英語が必要というわけでもない50代の女性って、何のために英語を学ぶんでしょう?

その多くは、
映画を字幕なしで見れるようになりたい。
海外旅行で現地の人と話してみたい。
日本にいる外国人と仲良くなりたい。
なかにはボケ防止の生涯学習として学んでいる。
というのもあるでしょう。

目的はいろいろでしょうが、一つ言えることは、
何も今さら「学生やビジネスマンのような勉強をしなくてもいい」ってことです。

では私たちのような50代の女性に合った英語学習法って、どんなものでしょう?

わたしが実践している村上式についてご紹介します。

村上式はビジネスマン向け?

村上さんの著書「村上式シンプル英語勉強法」は、村上さんがアメリカで、Goolgeの副社長として勤めることのできるほどの英語力の基礎となった方法です。
つまり、ビジネスの第一線で使える英語をモノにするための方法なんです。

え?さっきビジネスマンみたいな勉強はしなくていいって言わなかったかって?

はい、その通りです。

なので、これをそっくりそのまま50代の主婦がマネしたところで、使い道がありません。

というか、そもそもちょっとやそっとでマネできるような代物ではないんです。

ちなみに、オリジナル「村上式シンプル英語勉強法」で掲げているゴールはこんな感じ

Chapter1 英語を読む 300万語
Chapter2 単語を覚える 1万語
Chapter3 英語を聞く トータル1000時間
Chapter4 英語を書く 英借文とブラインドタッチ
Chapter5 英語を話す 2時間自分のことが話せるレベルに

題名に「シンプル」とありますが、やること自体は確かにシンプルなんだけど、すごく時間がかかります。

1日にどのくらい英語学習の時間がとれるのか、いつまでにどうなりたいのか、そのあたりを自分とよく相談してから何に取り組むか決めたほうがいいですね。

だからこそ、村上さんがそんなビジネスマンではなく、ごくごく普通の、むしろ英語が苦手だった人のために教えてくれたのが、村上式のやり直し英語メニューなんです。

50代が趣味で英語を学ぶなら必要最低限でいい

さて、ではビジネス英語を目的としない50代は、何をどのくらい学べばいいのでしょう?

先日、英語がペラペラの友だちに聞いてみたら、「中学英語でほとんどのことは表現できると思うよ」と言ってました。

これ、英語ができる人はみんなこういうんだけど、
でも、なぜかわたしたちは中学で英語を習ったはずなのに、しゃべれませんよね。不思議。

村上式のやり直しメニューでも中学の英語教科書を使います。

では具体的な方法を見ていきましょう。

村上式やり直し組メニューの具体的なやり方

中学の英語教科書とCDを用意する

まず用意するものは中学1年~3年の英語教科書とCDです。

教科書は学生じゃなくても買えますが、本屋さんに普通に売ってるわけではないので注意!「教科書取扱書店」に申し込むことで買えます。
地区によって採択されている教科書が違うので、自分が住んでいるエリアはどの教科書なのか、ホームページで確認してみてください。
全国教科書供給協会HP

でも、ここではCDは売っていないんです。

そこでわたしは、Amazonで教科書ガイドと教科書ガイドCDを買いました。村上さんのおすすめは「NEW CROWN」です。

音声を聞きながらひたすら音読をする

音声を流しながら教科書の本文を音読します。
セクション1、セクション2と続けてひたすら読み進め、1時間続けます。
これを毎日やるだけです!

音声CDは本文以外にも単語や練習問題が入ったりするので、あらかじめ本文だけのプレイリストをつくっておくと便利です。

音読するときは、和訳は見ません。
とにかくひたすら読むことに集中します。

英語を先頭から英語の語順で頭に入れていきます。

和訳をみると、英文を日本語の語順で理解してしまいます。
いわゆる「戻り訳」といやつですね。
これが英語を英語のまま理解するためには大変な妨げになるのです。

本来、村上式本編では、読む、聞く、単語は別々にトレーニングしますが、趣味英語のやり直し組の場合は、音読をCDを聞きながら進めます。

1時間を1か月続けて、次の1時間に進む

こうして1時間を1か月続けると、頭の中で英語が「鳴る」ようになってきます。

「鳴る」というのはどういうことなのか、感覚的にわかりにくいかもしれませんが、例えば好きな歌って、何回も聞いてるとフレーズが頭の中で勝手にリフレインすることってありますよね?
そんな感じだと思ってもらえばいいと思います。

いつでも、どこでも、何をしていても、英語のフレーズが頭の中に流れる状態です。

1か月たったらまたCDの続きから次の時間を1か月という具合に進めます。

この調子で1年間続けると、中学3年間の教科書がすべて頭の中に入り、いつでも頭の中で鳴るようになります。

中学英語に足りないもの

大人の会話に耐えうる語彙を増やそう

村上式のやり直し組メニューの目的は、基礎の英文法をおさらいすることです。
ここまで説明したやり方に従って1年間続けると、頭の中で英語が「鳴る」ようになり、中学3年間の英文法の基礎が完成します。

これで一通りのことは表現できるようになりますが、問題は語彙です。

そう、言いたいことを言ったり相手の話を聞くには語彙を増やさないといけません。

ビジネス英語に必要な単語は必要ありませんが、大人の会話に耐えられるだけのボキャブラリーは必要ですね。

文法の基礎ができていないうちに単語を増やしたり、イディオムみたいのを覚えても、結局使いこなせないということになります。

簡単なフレーズのまる暗記も、付け焼刃では応用がききません。

語彙の増やし方は別の記事で詳しく説明しますね。

まとめ

いかがでしたか?
時間がない50代だからそこ、村上式のいいとこどりをして効率よく学習したいですね。

かんたんにまとめると、
1. 目的を明確に
2. ビジネス英語は必要ない
3. 中学英語で基礎の文法を完成
4. 大人の語彙を増やす

こんな感じでどんどん進めていきましょう。
わたしたちには若者ほど時間が遺されていないんですから。

そう、例えるなら、アラサー女性の恋愛事情を鋭く描いた人気漫画「東京タラレバ娘」。主人公の倫子は元同僚の早坂さんと付き合うことになり、お互い傷を持つ者同士「ゆっくりいきましょう」といわれたけれど、
「ゆっくり?してる時間は ない」と彼の胸に飛び込む―。
という展開がありましたよね。

33歳の倫子(ドラマでは30歳)に時間がないんなら、50代のわたしたちなんかもっと時間がない。

いや、べつに恋愛するわけじゃないけど…。

英語を学ぶにも、若い人みたいに、いろいろ試して失敗してまた新しくやり直してという時間はありません。

効果の高い方法で、手っ取り早く始めちゃうのがいいですね。

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