英語対応能力検定っていう新しい資格は誰のため?

英語の資格っていろいろありますよね。
お馴染みの英検やTOEICを始め、ビジネス英検とか通訳・翻訳など実にバラエティに富んでいます。

先日新聞を見ていたらふと「英語対応能力検定」という広告が目に留まりました。

初めて目にする名前です。

「資格」というとビジネスに有利というイメージがありますが、
これは何のための資格なんでしょう?

英語対応能力検定は新しくできた民間資格だった

広告を見ると第1回と書いてあります。
どうやら新しくできた検定試験のようですね。
2017年の3月に第1回目の試験が行われています。

50代ともなると今から「資格をとろう」などとは思いませんが、新設の検定ってどんなもんだろう?とちょっと気になったので調べてみました。

公式サイトを見ると
「おもてなし英語力を磨く」とキャッチコピーがついてます。
どうやら外国からの旅行者をおもてなしするための英語能力をみるってことですね。

ん?おもてなしってどうやって測るのでしょう?

お・も・て・な・し のための英語能力の測り方

試験の内容は、「聞く」「話す」の実践力を測るもののようです。

受験種別は2種類。
職業に関係なく街なかで外国人に対応する「一般試験」と、接客業など仕事上で英語を使う「業種別試験」があって、さらに、この業種別は「販売」「宿泊」「飲食」「鉄道」「タクシー」と5種類に分かれている点がちょっと特殊ですね。

つまり、レストランやホテルなど、業務上のシチュエーションで必要な英語の対応能力を、「リスニング」と「スピーキング」の2技能で評価するってことらしいです。

ほうほう。

受験方法は、iBT(Internet-based Testing)方式で、インターネットがつながれば自宅でも受験できるのは便利ね。
スピーキングは録音するので静かな環境が好ましいようです。

受験料は6500円。けっこうかかりますね。
複数の業種を受けても残念ながら割引はありません。

うーん、なるほど。この試験って何のためにできたんでしょう?

某有名英語教材の会社とITの会社と新聞社の共同事業でつくったみたいなんですが、これは検定試験をする側が儲かるだけじゃないのかなー?

どんな人が何のために受けるのか?

この資格を持っているとどんないいことがあるんだろう?
まだ始まったばかりだから、今後どうなるのかよくわかんないですが…。

もちろん英語でのおもてなし能力が高まれば、接客する人にとってはメリットあるのか。
ん?メリットがあるのは雇う側かな?

でも考えてみると、接客で英語使う人たちはこの検定を使わなくても、社内でちゃんと英語研修とかするんじゃないのかな?

あぁ、研修とかできない小さなお店もあるか…。

そんな小さいところはそもそも英語能力は必要ないかもしれないけどね。
というか、「この資格を持っているから採用!」ってなるのかな?

こういうおもてなし英語の能力が必要なのって、英語研修の機会がある接客業の人より、むしろ一般の人なんじゃないかな?

道で外国人に声かけられたりしてドキドキしちゃって、「あいきゃんのっとすぴーくいんぐりっしゅ!」って言って逃げ出したりしちゃったりして…。

本当は道を尋ねられたら教えてあげたいし、こっちからだって積極的に声をかけてあげたい。

日本のいいところをいっぱい見ていってほしい、教えてあげたいって思うけど、勇気がなくて、というか、何といって声をかけたらいいかイマイチわかんなくて、声をかけられないんだよね。。

それぞれの業種ごとに公式テキストが出ている!

旅の英会話みたいな本がよくあるけど、自分が旅行に行く側じゃなくて、受け入れる側の英会話を教えてくれるテキストとかってそういえばありそうでなかったかも。
この検定はそういうことにも使えるのかなー??

えーっと、公式テキストは…、。お、しっかり出てる!
(そりゃそうだよね、旺〇社さんだもん)

なんと、業種別試験用はそれぞれの業種ごとにテキストがある。
Amazonで見てみたけど、中身拝見にはなってないのね。残念。
本屋さんでちらっと中を覗いてみようかな。
試験受ける気はないけど。

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